よくあるご質問

お寺、お墓、供養などについて皆様からの問い合わせ・ご質問をQ&A形式で紹介致します。

仏事に関する事ならお気軽にご相談ください。

永代供養について

永代供養についての御相談、問い合わせが増えてまいりました。
様々な社会問題により供養のあり方も変化するなか、永代供養・永代供養墓についてQ&A形式で紹介致します。

永代供養とは、永久に代々、永年(長い年月)に渡り代々、様々な理由で供養が出来ない当家にかわり寺院が供養すること。 永代供養というキーワードが、テレビ、インターネット、新聞等でよく使われておりますが、永代供養といっても実際には寺院によって様々です。永代供養は、少子高齢化・核家族化により代々受け継ぐことが困難な現代において将来安心の供養のありかたといえます。

永代供養には、永代供養の期限、永代供養の種類、永代供養の方法、永代供養の費用など寺院によって違います。

通常のお墓とは違い、永代にて管理・供養されるお墓。通常のお墓は年間管理費を支払い、一年ごとに更新されますが、永代供養墓は管理費をまとめて支払うことにより、永代にて供養・管理されるお墓です。永代供養墓には13回忌・33回忌・50回忌までの期限付きで、期限が過ぎると別の場所に合葬・合祀される永代供養墓が多いようです。

永代供養墓の種類

納骨堂・・納骨堂に御遺骨を納骨するタイプ
合葬墓・・御遺骨を合同に納骨するタイプ
樹木葬・・樹木を墓標に納骨するタイプ

その他寺院・霊園によって様々なタイプの永代供養墓があります。

最近では永代供養と永代供養墓は同じように認識されておりますが、実際には少し異なります。

・永代供養墓は、永代で管理・供養するお墓のこと。
・永代供養は、寺院が永代にて供養すること。

永代供養といっても、一般の霊園や行政の霊園では永代管理は可能でも供養は出来ません。永代供養と永代管理が区別されず、実際永代供養墓ではないケースも多く見受けられます。お墓=永代供養とは限りませんので注意が必要です。

永代管理
永代にて寺院・霊園が管理すること。管理であって、供養ではありません。

永代使用
一般的には墓地の使用権のことで、永代供養ではありません。

※永代管理・永代使用は永代という文言が入っておりますが、永代供養とは違います。

永代供養についての確認事項

・実際にかかる費用負担はどれくらいか

・永代供養に期限はあるのか

・どのように供養されるか

・将来の住職の跡継ぎの有無

・檀家になる必要はあるのか

永代供養は供養する寺院によって様々です。具体的な供養については直接寺院に確認しましょう。

速成寺の永代供養には3種類あります。

・永代経
年初めの初講法要にて、50回忌まで個別に供養致します。

・永代読経料
春・秋のお彼岸、お盆法要での塔婆供養、50回忌までの年忌法要。毎月1日に月命日供養を50回忌まで個別に供養致します。

・永代供養料
院号戒名授与、枕経・通夜・葬儀、四十九日までの各七日参り、満中陰。その後に御遺骨を納骨堂もしくは樹木葬墓に納骨・埋葬。百ヶ日、初盆、一周忌以降50回忌までの法要。春・秋のお彼岸、お盆法要での塔婆供養。等各種すべての法要。納骨堂の納骨壇の永代使用権、もしくは樹木葬墓一区画の永代使用権。(永代管理費込)毎月1日に月命日供養を50回忌まで個別に供養致します。

速成寺の永代供養について詳しくはこちら

速成寺の永代供養墓は4種類あり、無期限管理の永代供養墓です。合葬墓・納骨堂・樹木葬・ガラス墓の4種類の永代供養墓から、ニーズにあったタイプをお選びいただけます。

速成寺の永代供養墓について詳しくはこちら 

納骨堂について

少子高齢化・核家族化の影響で、墓守・お墓の継承が難しいなか、納骨堂を希望する方が増えてきております。また最近では、納骨堂をお墓の改葬・お墓じまい後の永代供養墓としての利用もある中で、納骨堂についてQ&A形式で紹介致します。

速成寺の納骨堂は納骨壇の場所により費用が異なります。

最下段
20万円+30万円=50万円
永代使用料と永代管理費で合計50万円

下から2段目
40万円+30万円=70万円
永代使用料と永代管理費で合計70万円

下から3段目から最上段
60万円+30万円=90万円
永代使用料と永代管理費で合計90万円

 

速成寺納骨堂は、本堂内の両サイドにロッカー式で納骨壇226基配置しております。226基の納骨壇の扉正面に桜の花びらがそれぞれ描かれております。

御希望であれば、年忌法要等の御案内を郵送でお知らせ致します。本堂にて速成寺の法式でつとめます。

お寺からの強要はございません。

御遺骨の一時預かりは可能です。一年間10万円にてお預かりいたします。(一年ごとの更新は可能です)

お線香は常備しております。お供え等ございまいたら本堂の指定のお供え場所にお供え下さい。

速成寺納骨堂のお参り時間は午前9時~午後4時までです。

時間外のお参りや、土曜・日曜日は法要中の場合があるので事前に電話確認して下さい。

納骨堂の見学は随時受け付けしております。電話等にて事前予約ください。

電話 0743-55-2111

見学時間 午前9時~午後4時まで

生前契約は可能です。速成寺納骨堂は限定226基先着順にて御案内となりますので、納骨壇の場所を先に確保される方が増えてきております。

墓じまい・お墓の改葬後の御遺骨を納骨する事は可能です。下記の事にご注意下さい。

・お墓の改葬の際には改葬証明書が必要になります。

・土葬の場合は、火葬してから御遺骨をお持ちください。

・骨壺のままお墓に納骨している場合は、骨壺に水分が溜まっていることがあるので、骨壺の水分を充分にとり御遺骨を必ず乾燥させた状態にして下さい。

納骨壇には、骨壺の大きさによりますが最大で9体納骨安置可能です。

納骨堂についての注意点

・納骨期限はあるのか

・運営母体はどこなのか

・将来の耐久年数について

・納骨後に移動されるかの有無

・どのように供養されるか

※ 納骨堂を契約する前に上記についてしっかり確認することが大切です。

樹木葬について

墓の継承・墓守の心配がいらない樹木葬(自然葬)の関心が高まる中、樹木葬について不明なこと、注意すること、費用などのご質問をQ&A形式で紹介致します。

樹木葬とは、樹木の周りに遺骨を埋葬する葬送方法(自然葬)です。通常のお墓は墓石が墓標ですが、樹木葬は樹木が墓標になります。墓石を必要としない分、費用の負担を抑えることが出来ます。またお墓の継承・墓守を必要としないため、身寄りがない・子供がいない・独身の方などのニーズにあったお墓のスタイルです。

樹木葬墓地で注意すること

・一度埋葬すると遺骨を取り出すことは出来ません。

・樹木葬は自然葬の一つです、何も残さない葬送方法で従来のお墓とは異なり墓石がありません。

樹木葬を準備するうえで、霊園や寺院によって様々なタイプがあります。実際に何か所か見学したうえで、自分の理想の場所を決定することをおすすめいたします。また関西地方の樹木葬は、里山型の一人一本の苗木や低木を植えるのではなく、墓地の一部の区画に、一本の樹木をシンボルツリー(墓標)に埋葬するタイプが中心で、期限付きのところが多く、早ければ13年を機に別の場所に遺骨を移され、合葬・合祀されます。樹木葬を選ぶうえで、埋葬後どのように管理・供養されるのか、期限が決まっているのか、お参り方法など事前に確認することが重要です。

速成寺の樹木葬は、庭園型の樹木葬墓地です。桜・松・楓の樹木を墓標にお好きな樹木の周りに埋葬する、四季折々の花木に囲まれた自然葬墓地です。自然環境に配慮し土に還る骨壺に御遺骨を入れ替え埋葬致します。4月~5月にかけて3千株以上の芝桜が咲き誇ります。

速成寺の樹木葬墓地は永代使用料(墓地代)と永代管理費の御志納が必要です。

桜特別区画
10万円+30万円=40万円
永代使用料と永代管理費で合計40万円

女性専用区画
20万円+30万円=50万円
永代使用料と永代管理費で合計50万円

庭園区画石垣の外周庭園区画に埋葬
50万円+30万円=80万円
永代使用料と永代管理費で合計80万円

樹木区画石垣内の樹木の周りに埋葬
70万円+30万円=100万円
永代使用料と永代管理費で合計100万円

樹木葬墓地の埋葬場所により異なります。

一霊位のみ埋葬
・限定38区画の特別区画
・女性専用区画

二霊位まで埋葬可能
・庭園部の区画
・樹木内の区画

※同時に埋葬の場合は三霊位までは埋葬可能 (要相談)

 

 

生前予約は可能です。最近では生前に御希望される方が増えてまいりました。
後継者が居られない場合、埋葬時に立ち会いができる方の連絡先が必要です。希望者には、お葬式から埋葬、永代供養について速成寺がつとめさせていただきます。

現在墓地のある市町村役場で改葬許可証を発行して頂ければ可能です。改葬や墓じまいの際は事前に御相談下さい。

りゅうのひげによって区画整理しており、各エリア埋葬の先着順に埋葬致します。
※りゅうのひげ/ジャノヒゲ 花言葉『変わらぬ想い』『深い思いやり』『不変の心』

速成寺の樹木葬墓地は埋葬期限を設けておりません。無期限にての管理となりますので、途中で御遺骨が移動されることがなく安心です。

樹木葬墓地の御見学は随時受け付けしておりますが事前予約制の為お電話等にて御予約下さい。

電話 0743-55-2111

見学時間 午前9時~午後4時まで

お線香、ロウソク、お花は常備しておりますので、基本的には手ぶらでお参り出来ます。お供え等ございまいたら隣接する本堂にお供え下さい。

お寺からの強要は特にありません。御希望のお方様には本堂にて年忌法要や年間8回の法要(お彼岸・お盆等)をつとめます。

水子供養について

奈良県の速成寺では、水子供養について、檀信徒に限らず、お寺と御縁がない方、菩提寺がない方、どなた様でも水子供養の御相談を受け付けております。水子供養についてよくあるご質問をQ&A形式で紹介致します。

水子供養とは、様々な理由によりこの世に産まれてくることが出来なかった胎児や、赤子(あかご)を供養するのが水子供養(みずこくよう)です。

水子とは、生まれてきてあまり日にちがたたず亡くなった赤ちゃんのこと。また、流産または、妊娠中絶により亡くなった胎児のことを水子(すいし)と呼びます。最近では水子(みずこ)と呼ぶのが一般的です。

供養は決して強要するものではありません、ご自身が現実を受け止め、供養をしたいと願う時に御供養ください。

可能です。速成寺では選べる4タイプの永代供養墓がございます。

詳しくはこちらをクリックしてください。

水子供養の受付は午前9時から午後3時半までです。

戒名授与は可能です。

必ず事前にご相談下さい。(戒名授与書をお渡しします。)

速成寺では、一件ごとに個別供養致します。一度御縁を頂いた後は日々本堂にて御供養致します。

御希望でしたら、お寺にてお炊き上げ供養致します。

(後日返却はできませんのでご了承下さい。)

特に決まりはございません。

ご安心下さい。水子供養についての個人情報は速成寺が責任もって管理し、外部に漏らすことは一切ありません。

特にお寺からの強要はありません。

約30分前後となります。時間に余裕をもって15分前位にお越し下さい。(水子供養は、本堂とお地蔵さんにて行います)

水子供養のお布施として、一万円~御供養致します。

可能であれば、お供え(お菓子など)、写真(エコー写真)、数珠などお持ちください。

事前の予約制となっておりますので、お電話頂ければご希望の日に供養致します。

 

お墓の改葬・墓じまいについて

少子高齢化・核家族化等の諸問題により、お墓を守り、継承していくのが困難な時代になり、お墓の改葬・墓じまい後の受け入れの御相談が増えてまいりました。お墓の改葬・墓じまいについて皆様からよくある質問を紹介致します。

お墓の改葬とは、「墓地、埋葬等に関する法律」では、「改葬」とは、埋葬した死体を他の墳墓に移し、又は埋蔵し、若しくは収蔵した焼骨を、他の墳墓又は納骨堂に移すことをいう。と記されております。つまり、お墓の改葬とは、字のごとくお墓を改めて葬る。すなわち、既存の田舎や遠方のお墓を撤去・処分(墓じまい)し、新たに準備したお墓や納骨堂などに御遺骨を埋葬・納骨することで、一般的には、お墓の引っ越し・移転・移動の事を指します。

改葬の手続きでは改葬許可書が必要となります。既存の墓地が寺院の境内地にある場合、寺院の御住職に改葬する理由を伝え、改葬許可書に署名・捺印してもらう必要があります。また、改葬には費用や時間もかかるのでしっかりと準備したうえで行う必要があります。費用については、改葬先のお墓や納骨堂などの費用・お墓の撤去費用・魂抜き法要・交通費等の費用負担がかかりますので、きっちり予算を決めたうえで準備しましょう。

様々な事情でお墓を守っていけない・お墓の継承が出来ない等の理由でお墓を撤去・処分する事を墓じまいといいます。

永代供養墓のタイプによって違います。

・納骨堂  最大9霊位(小骨箱)
・樹木葬  最大3霊位まで
・クリスタル墓 最大8~10霊位
・合葬墓  何霊位でも納骨可能

既存の霊園の指定石材店が無いようでしたら、石材店を紹介することは可能です。

既存のお墓の霊園・寺院に改葬の理由を伝えます。

改葬後の新たな墓地(納骨堂)の確保が必要です。既存のお墓の魂抜き法要を行い、お墓の撤去を石材店に依頼致します。

お墓の改葬には、改葬許可書が必要です。改葬許可書を発行する市区町村によって、必要な書類が違う場合がありますので、既存の墓地の管轄する市区町村役場に、電話やホームページで確認しましょう。

お彼岸について

お彼岸についての疑問やよくあるご質問をQ&A形式で紹介致します。

彼岸(ひがん)とは、彼の岸すなわち向こう側の岸のことで、悟りの世界のことです。

彼岸に対するこちら側の岸を此岸(しがん)と呼びます。
お彼岸に修行を積み、煩悩を捨てて迷いの世界(此岸)から悟りの世界(彼岸)へ渡るという意味です。

彼岸の原語はサンスクリット語のパーラミッターの漢訳です。パーラミッターとは、到彼岸のこと、悟りの世界へ渡ることを意味しております。

春の彼岸は、春分の日の前後3日間の彼岸入りから彼岸明けまでの1週間です。

秋の彼岸は、秋分の日の前後3日間の彼岸入りから彼岸明けまでの1週間です。

彼岸の中日から前後3日間の一週間が仏教週間のお彼岸です。

お彼岸では仏教の説く、次の六つの教えを行えば、彼岸に渡る(悟りを得る)ことが出来ます。

六波羅蜜(ろくはらみつ)

布施(ふせ)
むさぼりのこころをおさえ、見返りを求めず施すこと。

持戒(じかい)
定められたことを守り、つつしんで生きること。

忍辱(にんにく)
耐え忍び、怒りをおさえ我慢すること。

精進(しょうじん)
何事にも一生懸命頑張ること。

禅定(ぜんじょう)
心を静かに保ち、精神を集中すること。

智慧(ちえ)
上の五つを正しい考えで実行・判断すること。

お彼岸の一時、悟りの世界に渡れるよう一つでも多く実践修行し、自分を見つめ直し感謝の心を深め、笑顔で日々をおくるきっかけにしたいものです。

お彼岸では、お仏壇やお墓をきれいに掃除し、仏前にお供えするおはぎ(ぼた餅)を作ります。彼岸におはぎや団子を作るのは、この日が正月やお盆と同じように、一年の中で大切な日であると考えられます。
昔はおはぎや団子などは非常に貴重な食べ物で、ご先祖に御馳走をお供えするのは、彼岸の仏道修行の「布施」にあたります。
「おはぎ」と「ぼた餅」の名前の由来は諸説ありますが、春の彼岸は「ぼた餅」、秋の彼岸は「おはぎ」と呼び、これは牡丹は春の花で「ぼたん餅」、萩は秋の花で「萩の餅」からきています。

お彼岸にはできるだけ家族そろってお墓参りをしましょう。お墓参りに持参するものは、お線香、ロウソク、仏花、お菓子などと、掃除用のほうき、たわし、タオルなどを持参し、墓地では、墓石やその周辺を掃除し、お供えものは半紙などに敷いてからお供えします。掃除とお供えが済めば全員で合掌礼拝します。また菩提寺の御住職に塔婆(とうば)をお願いし、塔婆をお墓に建てて供養すれば、最高の功徳が得られます。寺院内墓地の場合は、必ず本堂にもお参りしましょう。霊園内に無縁の合同墓地があれば、お線香の一本でもお供えし、仏道修行に励みたいものです。お墓やお仏壇の無い方は、この機会に御縁のある親類などのお墓まいりや、菩提寺や近くの寺院にお参りしましょう。

お盆について

お盆の行事は地域の風習によって様々ですが、お盆について一般的な疑問をQ&A形式で紹介致します。

お盆の語源は、インドの言葉で「ウランバーナ」からきており、漢字に直すと「盂蘭盆」略してお盆となります。ウランバーナとは「倒懸」(とうけん)という意味です。つまり逆さに吊り下げられた苦しみのことで、そのような餓鬼道(六道の世界のひとつ)で苦しんでいるかもしれないご先祖を救いたいという願いからはじまったのがお盆の供養です。

仏説盂蘭盆経」という経典に由来します。お釈迦様の弟子の目連尊者の母が餓鬼道で苦しんでおりました。目連さまは、お釈迦様に教えを頂き、「7月15日に僧侶の修行が終わる日(夏安居)に、たくさんの僧侶に食べ物をはじめ、たくさんのお供えで供養しなさい。そうすれば母は救われるだろう」。

お釈迦様の教えに従うと、母は餓鬼道から救われた。と言うお話がお盆の始まりです。

施餓鬼供養とは、六道世界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)の中の餓鬼の世界に落ちた常に飢えに苦しんでいる者に、食べ物や飲み物などを施す供養のことです。

餓鬼の世界とは、生前おのれの欲求のみに生きた者が陥る世界と言われていますが、私たちのご先祖もまた知らず知らず欲深い行いをし餓鬼道で苦しんでいるかもしれません。お盆の時期に今生きている私たちが、先祖供養とともに施餓鬼供養も行い、徳を積み苦しむ人々を救うことで自分にも救いがあるとされています。

お盆のまつりかたは地域の風習、家庭の事情により様々ですが、一般的なまつりかたを紹介致します。
お盆は年に一度、ご先祖がこの世にお帰りになる日です。
御先祖がこの世でゆっくりお休みになれるようにお迎えするのが精霊棚です。
精霊棚とはお盆の間ご先祖がお休みになる段飾りの棚です。
段飾りの上にムシロ(敷物)をひき、お位牌や塔婆を建て、故人の好物・季節の野菜・果物などをお供えし、きゅうり・なすびで馬・牛にみたてお供えします。
御先祖が馬にのって早くこの世にお戻りに、帰りは牛に乗ってゆっくりお帰り下さいとのおもいでお供えします。

お盆は関東地方では7月盆、関西地方では8月盆(月遅れ盆)が多いようですが、7月盆・8月盆どちらもお盆の時期で地域により違います。

お盆の日程

7月・8月の12日・・精霊棚・仏壇飾り
7月・8月の13日・・迎え火
7月・8月の15日か16日・・送り火
8月23日~24日・・地蔵盆

お盆にはご先祖がお帰りになる道しるべとして、玄関先や家の門口でおがら(麻の茎)を炊き迎えます(迎え火)。お盆の期間は、精霊棚や仏壇にお盆飾りを準備し、菩提寺の御住職に読経を唱えてもらいます。お盆が明けると玄関先や家の門口でおがらを炊きお送りします(送り火)。

お盆は、ご先祖に感謝の気持ちをお供えし、ご先祖とのつながりを感じることができる大切な行事です。

初盆・新盆とは、ご先祖が初めてこの世に戻られる大切な行事です。仏教では六道輪廻という教えがあり、死を迎え49日後(満中陰)につぎの世界(来世)が定まります。初盆は来世から初めてこの世にご先祖がお戻りになるので、盛大にお祀りし、家族一同でお迎えします。お盆までに49日をむかえない新仏さまの場合は、行先が決定していない為、来年初盆を迎えます。

法事について

法事についてよくあるご質問をQ&A形式で紹介致します。

法事とは、「仏法の事」で、本来は仏事全般のことを法事といいますが、最近では、法事といえば、先祖供養の法要を法事と呼んでいます。

すなわち満中陰(49日)法要や年忌法要などの仏事のことをさします。

年忌法要とは、亡くなられた日(命日)から丸一年の一周忌、3回忌から50回忌などの節目の命日に行う法要のことです。最初の一年だけ回忌と呼ばず、周忌といいます。その後は、命日の3と7の回に行います。

所説ありますが、3とか7の数字は素数といい、割り切れない稀有の命日の節目に行います。

満中陰とは、49日法要のことで、亡くなってから49日までのことを、中陰(中有)といい、七日ごとに七人の王のもとで、故人の生前中の行い(業)について裁かれます。中陰の期間に、三途の川を渡り、閻魔大王の御裁きを受けます。
満中陰では、この中陰の修行が満たされ、次の世界が定まると説かれております。

百カ日法要とは、亡くなって百日目に営む法要を百カ日法要といいます。
百カ日法要のことを「卒哭忌」ともいいます。
卒哭忌(そっこくき)とは、字のごとく泣き叫ぶのを卒業する、終わるという意味で、大切な人との別れによって、泣きあかしていた遺族が泣くのをやめるけじめの日となる法要です。

法事での準備は、日時・場所・食事(お斎)・案内状・粗供養等の準備が必要です。

・日時
本来は故人の命日の日に行いますが、都合などで難しい場合は、命日より前の都合のいい日に行います。

・場所
自宅で行いたいものですが、人数等も制限されるので、寺院、葬儀会館、料理屋など、ご自宅以外で営む法事も増えてきております。

・食事
法事の後の食事のことをお斎(おとき)といい、先祖にかわり施食の功徳を積む大切な行事です。

・案内状
最近では近親者や家族だけで行う法事が多いようですが、出来れば法事の機会に親戚や故人の友人にも、電話ではなく案内状を送付します。

・粗供養
法事の参列者に渡します。故人の好物や日持ちのするものがいいでしょう。

納骨する時期に決まりはありません。ただしあまり長い間、自宅で祀るのは避けましょう。一般的には、3回忌までに納骨されるケースが多いようです。

速成寺について

速成寺についてよくあるご質問をQ&A形式で紹介致します。

御見学は予約制となっております。お手数ですが事前にご連絡下さい。

電話 0743-55-2111 まで

境内地に駐車スペースが空いておれば駐車可能です。

速成寺では、宗教・宗派問わず納骨可能です。

可能です。ただし火葬後の遺骨葬儀のみ受け付けております。

永代供養墓のタイプにもよりますが、納骨式は約30分~40分の所要時間です。

近鉄橿原線 近鉄郡山駅です。郡山駅から 西へ徒歩約13分です。アピタ大和郡山店を目指してお越し頂きますとその途中にございます。道路沿いにお寺の看板がございますので看板横の道をお入り下さい。

 

速成寺本堂にて法事は可能です。ただし事前予約が必要です。

(土・日曜日の場合はお早めに御予約下さい。)

 

午前9時~午後4時までとなっております。

(時間外のお参りは、事前にご連絡下さい。)