春のお彼岸

 お彼岸について

 

春の彼岸は、春分の日の前後3日間の彼岸入りから彼岸明けまでの1週間です。

2017年(平成29年) 春のお彼岸は
3月17日(金) 彼岸入り
3月20日(月) 彼岸中日
3月23日(木) 彼岸明け

暑さ寒さも彼岸まで、ようやく長い冬が抜け、春本番となる時期に春彼岸を迎えます。春分の日の頃に、太陽が真東から昇り真西に沈み、夜と昼の長さが同じ位になる為、仏教の説く、中道の教えにかなう日とされています。中道とは、かたよらない心、とらわれない心を持ち、それによりものごとの本質を見極める心をもつ教えのことです。

彼岸とは、サンスクリット語のパーラミッターの漢訳です。パーラミッターとは、到彼岸のこと、悟りの世界へ渡ることを意味しております。すなわち彼岸とは、此岸(しがん)に対する言葉で、彼の岸、向う側の岸のことで、この世の苦しみ・迷いの世界(此岸)から、悟りの世界(彼岸)へと渡る教えです。悟りの世界に到るには、次の六つの教えを行えば、彼岸に渡る(悟りを得る)ことが出来ます。

六波羅蜜

布施(ふせ)
むさぼりのこころをおさえ、見返りを求めず施すこと。

持戒(じかい)
定められたことを守り、つつしんで生きること。

忍辱(にんにく)
耐え忍び、怒りをおさえ我慢すること。

精進(しょうじん)
何事にも一生懸命頑張ること。

禅定(ぜんじょう)
心を静かに保ち、精神を集中すること。

智慧(ちえ)
上の五つを正しい考えで実行・判断すること。

 

お彼岸の一時でも、悟りの世界に渡れるよう一つでも多く実践修行し、自分を見つめ直し、感謝の心を深め、笑顔で日々をおくるきっかけにしたいものです。

速成寺では檀信徒問わず、お寺に御縁のない方でも春の彼岸会(ひがんえ)法要にお参り出来ます。

 

日時 3月18日(土曜日)
時間 午後2時より
場所 速成寺本堂
御希望の霊位の塔婆を建て御供養致します。

 

速成寺春季彼岸会お参り御希望のお方様は下記まで御連絡下さい。

大和郡山藩主本多政勝侯菩提所
寿量山速成寺所在地
奈良県大和郡山市南郡山町397番地
(アピタ大和郡山店より北へ車で約1分)

 

電話 0743-55-2111 まで

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