景観デザイン賞に応募

奈良県景観デザイン賞2018

奈良県建築士会より景観デザイン賞のご案内が届き、この度速成寺の取り組みについて2年に一回開催される奈良県景観デザイン賞2018に応募しました。

奈良県を魅力的にしている建築・修景・活動を広く募集しますとのことで今回応募することに致しました。


応募条件は奈良県内で最近3年以内に完成した建築・修景もしくは行われた取り組みのうち

1.将来にわたり、まちづくりや地域の景観をリードするもの

2.伝統的なまちなみや歴史的景観に配慮し他の模範となるもの

3.様々な工夫により優れた景観を創出しているもの

4.その取り組み自体が景観向上に寄与する活動等

について


速成寺が過去3年間に芝桜を中心に取り組んだ活動について応募しました。

以下が応募内容です。

速成寺では日々の取り組みをホームページインスタグラムなどのSNSを通じて発信し新たな御縁が広がっております。お寺は敷居が高いという印象を払拭するため、身近な花木を通じて気軽にお参り出来る環境・空間作りを行っております。その一つの象徴が芝桜でした。奈良県北部には芝桜の名所が少なく、芝桜の華蓮な美しさをたくさんの方に知って頂くため、思考錯誤しながら花屋さん選びから植え付けの方法など独学で勉強し、現在では約3500株の芝桜を境内に植え付け育てることが出来ました。来春の開花時には多くの方に足を運んで頂く為期間限定でライトアップし、灯篭を並べ、お香を炊くなど幻想的な極楽浄土の世界を演出し、大和郡山観光協会・新聞・テレビ・広報誌・SNSなどを使い発信していく予定です。芝桜以外のシーズンには四季折々の花木を植え、半日陰の場所に宿根草を中心にシェードガーデンを充実させ、庵治石のわらべ地蔵様を配置するなど、お寺のテーマパークを目指し、未来のお寺の指針となるよう日々精進しております。

今年の満開時の芝桜庭園樹木葬

姫路城最大の門【菱門】を模した速成寺正門

多年草・宿根草等に囲まれたわらべ地蔵様

 


景観デザイン賞とは、奈良県の景観を魅力的にしている建築物や工作物などを設計・施工されている方や活動に取り組んでおられる方の努力をたたえ、景観について広く知っていただくことを目的とし、この賞は昭和59年に第1回が開催された奈良県景観調和デザイン賞(当初の名前は奈良都市景観調和デザイン賞)として開催され以降約2年おきに第16回まで開催。設立当初に比べて景観への考え方が多様化してきた現在、今回は前回までの賞から事業の趣旨、賞のあり方を再考し、調和という観点だけでなく奈良県の景観向上の可能性を求めるため多彩な観点から作品を応募。

審査委員会による3回の審査(書類選考・現地審査・最終審査)により以下の5つの賞が選出されます。

景観調和賞

周囲との景観調和を行い、魅力あるまちづくりに寄与している建築

・ランドスケープ賞 

地域の環境との関わりを探り、魅力あるまちづくりに寄与している修景

・建築賞

優れたデザインで、魅力あるまちづくりに寄与している建築

・リノベーション賞

今あるものに手を加え、魅力あるまちづくりに寄与している建築

・活動賞

取り組み自体が魅力あるまちづくりに寄与している活動や団体

 

書類選考で選ばれると現地審査→最終審査に移り、受賞結果は来春の二月頃の予定です。その中で最も当賞の趣旨に相応しいと認められた1点を「知事賞」として選出されます。